2024.2.11 シアターカフェ 『家族の肖像』
登壇者 岸本景子監督 脚本 堤健介さん
出演 保坂直希さん GONさん 篠崎雅美さん 山本陽梛汰くん
20年前に失踪した父の死の知らせを受けて父が住んでいたアパートを訪れた息子。
それは父を偲んでのものではなく、死後の処理をするために仕方なくだったのだが、そこで自分の知らない父を知っている青年と出会う。
人は長年に渡って蓄積された感情に支配されているが、その支配から逃れられないのは無意識で自分自身が選択しているからだと思う。
失踪した父を恨み続け、不幸だと思い込んでいるのは自分の所為であり、その呪縛が解ければ違った景色が見えてくる。
死は人の営みの一部であり、亡くなったあとでも繋がりは切れることなく、連綿として繋がっていく。
心の中でまた会いましょう。
登壇された篠崎雅美さんが主演された『虹のかけら』。
こちらは認知症の母と娘との物語。
大阪では公開されたそうだが、この地方での公開はまだだそうなので、何処かで公開していただけないものか。
舞台挨拶の際に映画に関連付けて私の父の死についてお話しさせていただき感謝。
高齢の母は幸いまだ元気で、今のところ認知症の様子もないが、年齢的にはいつ認知症になってもおかしくなく、孤独死も認知症も全国何処にでもある問題で、いつ誰が直面してもおかしくない。
観ておくべき作品だと思う。
何処かの劇場の舞台挨拶でまた会いましょう。
ポスターのサイン、ありがとうございました。
映画の感動のあとに6名も登壇されてさらに感動。
撮影のウラ話満載で、それを踏まえてもう一度観たくなった楽しい舞台挨拶であった。
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シアターカフェでまた会いましょう。