2024.4.1 海上の森物見山 山頂
川勝静岡県知事のお戯れによって、JR東海がリニア中央新幹線の2027年開業を断念し、会見があった。
これによる日本経済への影響は如何ほどなのかは知らないが、個人的には東京の夜ライブも日帰りできると喜んでいたのがご破算になった。
リニアの開業を待ち望んでいる方の中には、とにかくリニアモーターカーに乗ってみたいという乗り鉄さんも居られるだろうが、そういう方にオススメなのが名古屋市名東区の藤が丘駅と豊田市の八草駅との間を運行している愛知高速交通東部丘陵線。
愛称リニモ。
超伝導磁石と常時伝導磁石で方式の違いはあるが、車体が浮いて走行するのは同じで、基本的には運転手はおらず、浮上式で営業運行をしているのは日本でココだけ。
車輪とレールとの摩擦がないため、ガタゴト音やブレーキ音はなくスムーズに走行し、トンネルばかりのリニアと違って高架を走る車窓からの眺めは爽快。
通っているジムはリニモの杁ヶ池公園駅から直ぐのところにあって、この日は有酸素運動の日ということで、ヴァームを飲んでからエアロバイクを30分(252kcal)、トレッドミルを30分(161kcal)、軽く汗をかいた。
月に一度の体組成計測定の結果。
筋トレ開始初日から、体重+0.4kg、筋肉量+3.5kg、体脂肪率-4.9%。
先月から、体重-0.3kg、筋肉量-0.2kg、体脂肪率±0%。
週に2回~3回で1時間~1時間半ずつ、コツコツといつものペースで通っているのだが完全なる停滞期。
ジムでの運動を終え、リニモの愛・地球博記念公園駅から直結している 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)へ。
春を通り越して夏を思わせる日射しに、冬青珈琲店に寄って瀬戸市で収穫したハチミツを使用したハチミツソフトを購入。
しっかりとハチミツ感があって、甘いソフトクリームがより一層あまーい!
我慢ばかりではダイエットは続かないので、時々はスイーツOKのチートデイも大切だが、ちょっと多いような気がする。
自分にもあまーい!
モリコロパークに寄ったのは先日のブログで書いた、ジブリ大好き女優の太田唯さんがプロデュースされた『みんなの遠足弁当』をおかわり購入して、あるところで食べたいと思っていたから。
あるところとは、リニモの終点八草駅から30分ほど歩いたところに入り口がある海上の森。
「かいじょう」ではなく「かいしょ」と読み、『風の谷のナウシカ』の腐海の森を連想させ、ジブリっぽい。
途中、『瀬戸万博記念公園愛・パーク』を通り、この時点ですでに13時を過ぎていてかなりの腹ペコ状態。
海上の森の入り口にある『あいち海上の森センター』に着いたが、月曜は休館日のため外観だけ。
ZIP-FMのナビゲーター、高木マーガレットさんが海上の森を紹介してくださっている。
道が分岐するところには道標があり、あいち海上の森センターに置いてある地図に印されている番号を見れば現在地もわかるので、初めて森に入る方でも迷うことはない。
森の水を浄化する苔の緑と透明な水のせせらぎは心を浄化させてくれる。
生命のエネルギーを感じる杉林から浴びる木漏れ日はパーフェクトデイズ。
山道はある程度の整備はされているものの、自然そのままのところもあり、山や木と対話しながら足を進める。
あいち海上の森センターから約2km、1時間ほどで物見山山頂に到着。
動画ではわかりにくいが、眼下に広がる景色の真ん中に尖っているのが瀬戸デジタルター。
東京でいうところのスカイツリーみたいなもの。
私の目にはその左奥に名古屋の高層ビル群がうっすらと見えていた。
強く吹く風の中に『アシタカ瘍記』が聴こえてきた。
お弁当箱の中に森があるような『みんなの遠足弁当』。
物見山山頂で食べる味はまた格別で、涙がでるほどの美味しさ。
八草駅に記念のモニュメントがあった2005年に開催された愛知万博『愛・地球博』は海上の森のみを会場にする計画だったが、絶滅危惧種であるオオタカの巣が見つかったということで、『自然の叡智』という万博のテーマに反しないよう壮大なスケールの万博から大幅に規模を縮小してメイン会場を現在ジブリパークがある愛・地球博記念公園、当時の愛知青少年公園に変更するという英断をした。
オオタカがこの森を守ったのだ。
先日、吉村大阪府知事が「大阪・関西万博に、能登半島地震で被災した子どもやその保護者らを無料で招待する」という主旨の発言をされたが、未だインフラの復旧も不十分の中、とりあえず万博は延期して、インフラが完全復旧するまでは資金と資材とマンパワーを被災地に集中させるという英断はできないものか。
被災地の方々も招待されるよりそちらの方が喜ばれるに違いない。
ここからは10年以上前に撮った海上の森。
それっぽく撮っているが、海上の森の象徴であるオオタカであるのかは不明である。